開発する側になりたい！

ドローンエンジニアはドローンの開発やシステムメンテナンスが主な仕事である。ドローンの需要が急増している現在、ドローンエンジニアは引っ張りだこな仕事というイメージがある。実際に多くの業種でドローンが多用されている一方、ドローンを適切に管理できる人材が不足していることから高待遇で働いているエンジニアが多くいるのは事実だ。

しかし、ドローンを使う会社のすべてがエンジニアを十分な待遇で迎えるとは限らない。ドローンに対する認識不足からエンジニアを軽視し、薄給で長時間労働に従事させる所も稀に存在するため注意しなければならない。そういう所が存在する理由としては、エンジニアの重要性が理解されにくいためだろう。

ドローンエンジニアの重要性が理解されないのはドローンが従来のラジコンと類似した物と誤解されているためである。ラジコンは飛行から方向転換まであらゆる操作を人の手で行う必要がある。一方で、ドローンはGPSや加速センサーなどの機器を搭載しておりある程度の自律を持っているので、より緻密な飛行が可能だ。

しかし安定した飛行を実現するには事前のプログラム入力が必須である。ドローンエンジニアはデリケートなマシンであるドローンのプログラム管理や部品のメンテナンスなどを手掛けなければいけない。場合によっては、プログラムのカスタマイズも行うため、高度な知識や技能が必須である。けれども、ドローンと従来のラジコンの違いが正しく認識されていないがために、仕事内容に対して十分な待遇を受けていないエンジニアもいるのだ。そのためドローンエンジニアとして働くときは、転職エージェントを利用するなど求人探しのポイントを十分に押さえることが大切だろう。